約束を
一方的な約束を思い出すと私は、夢見心地な気分から抜け出ししっかりと現実に目を向けました。
今は朝の9時半。ベットから降りて鏡の前に立つと、髪は少し乱れて目はまだまだ半開き・・・。
こんな状態じゃ彼に会えるわけもなく、部屋を出て階段を降りる・・・。
リビングからは追い打ちをかけるかのように母が掃除機をかき鳴らしていました。
私は洗面所へと向かい、顔を入念に泡立てた泡で洗い冷水で泡を流して目を覚ましました。
寝癖が少しついた髪に寝癖直しを吹きかけ、櫛でとかします。
すると私のそんな姿を見た母が「あんたどこかでかけるの?昨日も有料出会い系サイトでしょ!?」と私を非難するように言ってきました。
私は一瞬ドキッとしてしまいましたが、「今日は友達と図書館で勉強だよ。だからお昼御飯もいらないから。」そう言いました。
すると母は「それならいいんだけど。」とまだ少し私を疑うように言ってきましたが、またリビングに戻り掃除機をかけ始めました。
私はいつもより念入りに櫛を通しました。そして髪を後ろで一つに結って自分の顔を鏡で確認してから朝食を食べに行きました。
部屋に戻ると私は、母に気付かれない程度にうっすらと化粧をして勉強道具をバックに詰めて、家を出ました。
電車に乗ってまたデパートに向かいました。デパートに着くと私はまた緊張していました。
逆援助でもそれは昨日とはまた違う緊張感でした。
それはもちろん彼に会えることからくる緊張感でした。
私はデパートに足を踏み入れ、2階の展示会市場を目指しました。
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2011年12月29日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:恋愛

